沢山走れば走るほど足の故障に悩んだり、目標タイムの達成や完走祈願に神頼みや達成の誓いにと、
神社やお寺に参拝されるランナーの方も多いのではないでしょうか?

そんなランナーの楽しみ方の一つとして今注目されているのが"御朱印ラン"です。

RUN+では、"御朱印ラン" を始める前に知って頂きたい御朱印のマナーと、御朱印って何?御朱印を頂く手順、というような基礎的情報について。

御朱印のことを知ればもっと"御朱印ラン"は楽しく、ご利益も!?
参拝に来たすべての方が良い気分で過ごせるように。
そして、"御朱印ラン"でランの楽しみがまた1つ広がりますように!!

そもそも ”御朱印” って?

御朱印とは、もともと写経を奉納した証に寺院でいただいていたもので、それがいつしか神社でも、参拝によって神様との縁が結ばれた証としていただけるようになりました。

御朱印の起源については諸説ありますが、奈良・平安時代、神社仏閣で写経を書き納めた証にいただくことができた「納経受請(のうきょううけとり)の書付」だという説があります。
今では写経を納めなくとも、参拝の証として数百円で御朱印を頂ける神社やお寺が沢山あります。
元々はお経を書き写して納めその証として頂いていたことから納経印とも言います。
今でも一部のお寺では、御朱印は納経後のみの拝受というところもあります。

そして、その朱とは"御守り"を指しており、神様からの功徳を頂くということ。
それは、その神社からの御守りを紙に写して頂き持ち帰るということです。

御朱印はお参りした証となる手書き印のことで、筆文字と朱色の印からなっています。
お寺とご本尊の名前をしたため、当日の日付を入れた半紙に朱で押印してもらうため、「御朱印」と呼ばれてきたという由来があります。
お参りをした人だけに与えられる神様やご本尊の分身とも言われる非常にありがたいもの、それが御朱印です。

御朱印の一番の魅力は、なんといっても、寺社名や本尊名が手書きされていること。
手書きの筆の美しさと朱色の印がマッチし、アートのような美しささえも感じます。
とくに書道の心得がある宮司や住職がしたためる書は美しく、魅入ってしまいますね。
寺社名や本尊名はあらかじめ入っていても、日付だけはその場で手書きして頂けるため自分のためだけという御朱印の特別感にもより一層のご利益を感じます。

今では御朱印帳専門店などもあり、一つの趣味としても確立してきた"御朱印巡り"ですが、
神社への参拝(さんぱい)やお寺への参詣(さんけい)の証として頂く"御守り"であり、神様やご本尊の分身。そう思えば、御朱印がただのスタンプじゃない事は分かって頂けますよね?

御朱印の基本

◆御朱印帳に参拝の証となる御朱印を頂くこと◆

料金:300-500円が多い
⋆見開きや3面の場合は1面300円という場合も。
⋆お気持ちで…という場合で、は300円を目安に。
時間:神社の開いてる10:00-17:00が多い
場所:"授与所"というお守りを売ってるところが多い
⋆神社・お寺によっては[御朱印はこちら]と書いてる場合も
⋆全ての神社・お寺に置いてあるわけではありません。

御朱印の頂き方 5ステップ

Step 1.御朱印帳の用意
御朱印帳を用意しましょう。
御朱印をもらう神社が決まっている場合はその神社で購入できるかを事前に調べておきましょう。
御朱印を頂ける神社/お寺すべてにあるとは限りません。

Step 2.神社を決める(決めていく場合)
⋆御朱印を頂ける時間・曜日を確認
また、参拝に伺う前に予め勉強しておくことで頂く御朱印に対する思いやありがたさもより深くなります。

Step 3参拝 ⋆参拝前の心得&守ってほしいマナー を確認のこと。
参拝せずに御朱印を頂くのは特別な場合のみマナー違反。
まずは参拝してから頂きましょう。

Step 4.御朱印を頂く
御朱印をいただけますでしょうか?とお声がけしてみましょう。
大きな神社やお寺では頂ける御朱印が複数あることもあります。
頂きたい御朱印がある場合はきちんとお伝えしましょう。
御朱印帳をお渡しする際には、カバーを付けている場合はカバーを外し、御朱印を書いて頂きたいページを開いて渡します。
御朱印帳が綴式の場合は、書きやすいように紐を緩めてお渡ししましょう。
はさみ紙が挟まっている場合は抜いてからお渡しします。
御朱印代は小銭で支払う
頂いたら心を込めて「ありがとうございます。」と感謝の言葉を伝えましょう。そして大切なものを頂いたという意識で、受け取る際は両手で頂戴し、お辞儀でお礼を。

Step 5.御朱印の保管
御朱印帳は参拝をして神様、仏様とご縁を結んだ大切な証です。
自宅に神棚や仏壇がある場合は神棚や仏壇で大切に保管しましょう。
神棚や仏壇がない場合は、本棚などで保管しても良いとされていますが、慶弔用の貴金属や数珠などと一緒に大切に保管することが望ましいです。

参拝前の心得

◆スタンプラリーではない。
-御朱印は参拝の証、頂けるのは-

◆息が整ってから。
-神社へ参拝するという感覚を忘れずに-

◆限定の御朱印はとても混みます、想像以上です。
-必ず時間に余裕を持って。また、御朱印は神社とのご縁-

"御朱印ラン"がマナー違反とならないためにも、ランナー一人一人が気を付けて下さったらと思っています。

RUN+御朱印のポイント

御朱印帳には微妙に大きさがあり走って回るなら少し小さめのサイズがおすすめ。

ランの途中で寄ってもOKだと思いますが、境内では走らないは当然として参拝/参詣という気持ちで息を整えてから参りましょう。

御朱印を待つときは心落ち着かせて待ちましょう。

ランナーにオススメ 厳選3!

カラフルな御朱印

御朱印は一期一会の縁です。
何度も書いていますが、御朱印を頂くことはその神社との縁であり、参拝の証。
日付も書かれているので、あとから見返したときにその日の情景がきっと思い出されることでしょう。

とはいっても、一人で行くのはちょっと不安。
そんな方はRUN+で"御朱印ラン"デビューも。
同じ趣味を持つ方との出会いも御朱印同様一期一会。
走りながらランのこと、今まで行った御朱印のこと、話しながらゆるっと街ランで御朱印巡り。
RUN+では御朱印ランを絡めたイベントを不定期に開催中ですのでイベントページよりチェックしてみて下さいね。

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